謝罪について

すいません、ここに書くのは昨年の3月24日以来だそうで、こんなアカウント持っていることすらすっかり忘れておりました、ま、いいかっ、せっかくなので再利用させていただきます、苦笑。 

 

大抵の人はきっとそうだと思うのだが、"同い年の人"というのは何となく氣になるもので、特にもうすぐ50なんて年齢になると、額が広くなってたり、頭頂部が薄ーくなってたり、何より外見にまったく頓着しなくなってたりするので、それが話の流れで実は同じ年齢だなんて判明したりすると、2人の関係性が良かろうが悪かろうが、許されるものなら、ハグでも握手でもしてあげたくなるというもので、「氣がついたらバブルが終わっていて、なーんにも良いこと無かったですね?」とか「やたら人が多くて受験大変でしたよね?」とか頷きあって分かち合いたくなるというものだ。

 

そんな僕の"おない"の有名人と言えば、メッセンジャーの黒田(学年彼が1つ上だけれど)で、関西限定だが土曜のお昼にやってるラジオなんて調べたら17年も聴いているし、同じ芸人の岡村隆史などは今と違って信じられないくらいテレビを観ていた頃、キャッキャ言いながら(実際言ってないけど)毎週欠かさず観ていたものだ。

 

考えてみると2人とも公の場での謝罪歴があり、芸人が巻き起こす事件率?の高さを痛感して恐ろしくなるが、後者の場合はとても最近で、しかも、あのビートたけしをはじめとして歴代パーソナリティーがすごい人ばかりの老舗番組オールナイトニッポンの本編中に相方である矢部浩之に怒られるというので、野次馬根性から聴いて(You Tubeにアップされていたのを)しまった。

https://youtu.be/bd6ZK3Jh4Gg

 

矢部浩之の叱責はその失言そのものだけでなく、そこに至った背景、私生活、在り方といったところにまでに及びなんか執拗で、こうなったら徹底的に言ってやろう、問題を明らかにさせようという気迫が感じられた。

 

スタッフがコーヒー淹れてもありがとうも言わないとか、目上の人から飲みに行こうと誘われても自分で断らず、マネージャーに言わせるとか。そんな岡村が嫌で一緒だった楽屋を別に変えてもらったとか。

 

岡村隆史の見た目だけでここまで来れた僕らよりも面白い芸人はいくらでもおる」と自らの立ち位置を冷静に分析しながらも、それでもここまで生き抜いて来たんだというような何だか鬼気迫るものを感じさせた。

 

「でも、おれは子供できて落ち着いた」から「アンタもいつまでも風俗に逃げていないで今からでも(行ってるかも知れんけど)デートに行くとか、せなあかんのと違う?」   

 

(年相応にせなあかんことを)してなかったから、今からでもせなあかんのと違う?」と連続攻撃である。

 

かく言う岡村隆史は防戦一方でひたすら力無く「申し訳ない」を繰り返すばかりだった。

 

結局、ラジオを再び2人でやることになったわけだから、うがった見方をすればこれも"仕込み"かも知れないけど、個人的にはもう一度やり直そうという前向きさ、真摯さを感じられた。

 

そうさ、同輩、これからも大変だけど生き抜こうぜ!!

 

しかし、芸人の謝る姿(この場合は声だけど)は見てはいけないもの見てしまう感じでもう見たく無いといつも思う。

 

さて、そんなのを聴いた後、奇しく謝罪の話でSNSにアップされていたのも謝罪の話だった。 

https://youtu.be/FuXW2pq014I  

 

東日本大震災の際、避難所を慰問に訪れた当時の菅直人総理大臣に対して一言無いのか?と食って掛かる住民の映像だった。

 

(当時の)総理は「申し訳ありませんでした」とこちらも真摯に言い訳もせず紳士的!(すいません、ベタで)今なら声を掛けただけで、取り巻きに連れ出されるかもね、と思った次第で、やっぱり偉い人こそ、言い訳したり、逃げたりせず、ちゃんと謝れるのも資質、というか器が必要かと。

 

あれっ、やっぱりこの手の話になってしまいました。